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忘れものを防ぐ12の方法とは?家庭でも仕事でも役立つコツを解説

わすれものを防ぐ
お悩み社員

  • やろうと思っても後回しにすると、すぐ忘れてしまって失敗するのをなんとかしたいな
  • よく作業手順を確認したつもりが、うっかり違う操作をしてしまった

そんなお悩みをお持ちの方も多いかと思います。

この記事では、生産現場でよく取りだたされるミスや失敗のうち、「忘れもの」について解説していきます。

もちろん生産現場だけでなく、家庭やプライベートでも予定を忘れないようにする場面は多数ありますので、参考にしていただけると思います。

医療や航空業界、製造業などさまざまな危険を伴う現場で培われてきたノウハウです!

この記事の内容

  • わすれものをしてしまうメカニズムがわかる
  • わすれものを防ぐための対処方法がわかる

忘れものをするメカニズム

心理学の芳賀繁先生は、人間の失敗に関して研究されており、以下のようにまとめています。

失敗の種類

失敗については大きくボケ型とドジ型という2つの分類に分けられます。

失敗の分類

  • ボケ型:しなければいけないことをやり忘れてしまうミス(記憶のミス)
  • ドジ型:やってはいけないことをやってしまうミス(動作のミス、間違い)

「忘れもの」は記憶に問題があるときに、生じやすいと言われています。

記憶の特徴と5つの種類

人間の記憶には、以下の5種類が存在します。

人間の記憶の種類

  • 条件反射:梅干しを見るとツバが出る
  • 熟練技能:熟練の人が定規も使わず直線が引ける
  • 認知的技能:数式計算など一定のルールに基づいた手続きをすること
  • エピソード記憶:体験した思い出を記憶すること
  • 意味記憶:さまざな情報の記憶のこと

5種類の記憶は役割が異なるため、使いこなすことが大切です。

記憶が大切

意味記憶は、主に短期記憶・長期記憶に分けられます。

人間の記憶容量には限りがあるため、新しい記憶が入る余地をつくるために忘却がなられます。

記憶には大きく2種類あり、その特徴は以下の通りです。

記憶の特徴

  • 短期記憶:一度忘れると完全に情報が消去される
  • 長期記憶:二度と忘れることはないが、思い出すのが困難になることがある

記憶の中でも思い出すのが最も困難なのが、未来の予定の記憶である「展望的記憶」です。

明日の15時に電話をかける、など「思い出す」ことを思い出さなくてはならないため、失敗が起きやすいのです。

今回、「展望的記憶の失敗=忘れもの」を防ぐ方法をまとめています。

忘れものを防ぐ12の法則

わすれものを防ぐ12の特徴を列記していきますので、日常わすれっぽい行動に対してなにが有効か当てはめながら読んでみてください。

1.メモやチェックリストを作っておく

とりかかるべき業務を忘れて迷惑をかけることのないように、チェックリストをつくりましょう。

胸ポケットに入るノートに作ったり、Windowsの付箋をつけるなど、常に目にするところに記入しましょう。

追加したいときは、ふせんやメモなどに手書きしましょう。

2.置く場所や入れる場所をちゃんと決めておく

ちょっとそばに置いておく、などをやめて、都度決まった場所(ポケットやカバンなど)に収納するのが良いでしょう。

3.いっしょに使うものはひとまとまりに置く

必ずものを仮置きするときには、ひとまとめにしておきましょう。

分散して置いておくと、注意散漫になり、忘れやすくなるでしょう

4.家でもオフィスでも整理整頓を心がける

書類を例にとると、書類を平積みではなく立てて置きましょう。

キングファイルであれば背表紙をつける、クリアファイルであればブックエンドを活用して立てて付箋を付けて見やすくしましょう。

5.あとでやろう、ではなくすぐやる

依頼を受けたらすぐにその場でメモ帳に記入する、保存するのも面倒な簡単なメールであれば読んだその場ですぐ返信する、など記録するか、記録しなくて済むようにすぐ対処しましょう。

6.つねに時間の余裕を作って行動する

急がなくて済むようにすれば、同時にいくつもの作業や考えごとをする必要もなく、ミスをする可能性を減らすことができます。

ヒトの注意できる量には限界があるので、有効に活用していきましょう。

7.よくある行動は動作の順番を決めていく

定例的な作業などは、つねにどんな順番でやるか決めておくと、自分自身でミスに気づきやくなるはずです。

8.「動作+発声」の指差し確認を心がける

オフィスの鍵かけや設備の電源切断など、もしかしたら忘れたかもしれない、と不安になった経験がある方も多いでしょう。

指差し確認や声に出しての確認が有効です。

あるいは鍵をかけた後にドアノブを回して確認する、などのチェック行為をすることで安心度合いが増しますね。

9.自分だけでなく他人を利用する

作業後に他の人にもチェックしてもらうようにお願いする、または重要な作業では二重にチェックするルールにしておくことが効果的です。

10.自分だけでなく便利な機器の力に頼る

作業完了後しばらくしたのちに影響が出る設備があった場合には、アラームを設定したり、一定時間後に自動停止する、など設備の力に頼ることも大切です。

11.作業全体が完了する前に済ませておく

作業全体が完了してからだと見逃しやすい作業もあるかと思います

作業の工程の節目ごとに検収・確認のステップをいれるとよいでしょう。

12.とにかく記録をとり「外部記憶」化する

指示や依頼を受け、1時間以上先に対処する場合には、パソコンなどすぐに目がつく所にふせんを貼って置きましょう。

約束を守るのは社会人として大事なことですし、対処を少し遅らせることで今取り組んでいるタスクに集中できるメリットもあります

まとめ

今回の記事はいかがでしたでしょうか?

もの忘れがひどいと感じている方には、ぜひ1つずつでも実践していただけたら良いかと思います。

  • この記事を書いた人

しば

30代前半、製造現場の最前線で管理者を務めています。 文献や実践から得られた学びをこのブログを通じてみなさんと共有していきたいと思います。

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