生産性・仕事術

生産現場のリーダーになる前に読んでおきたい14冊

こんにちは、工場サプリです。

気づいたら部下を育成する立場になってしまった。組織の運営も考えていかなければならない。いきなり管理者なんてできないよ。

そんなお悩みに直面する現場マンも多いと思います。

自分の仕事をさばくことに集中していたのに、いきなりリーダーポジションや管理者層になるなんて、どうしたらいいの?と面食らってしまうもの。

私自身、そう感じはじめたころにようやく本を読む量がふえました。

職場の狭いコミュニティーの中で、日々知見を拡げていくのは本当に難しいものですね。本からならば、たった1000円強で膨大な知見を手に入れられます。

そんな経験から、現場の管理者層になるにあたって一度は読んでおきたい本をまとめてみました。

もちろん私自身まだまだ至らぬ部分はありますので、良書を見つけたらその都度アップデートしていきたいと思います。

それでは紹介していきます!

リーダーシップ論

人を動かす(デール・カーネギー)

部下との接し方で悩んだとき、失敗したなと思ったときに読み返す本ですね。

叱るよりもほめる、相手の体面を立てる、相手の話を最後まで聞く、など人との接し方のエッセンスが凝縮されています。

完訳 7つの習慣(スティーブン・コヴィー)

わたしが読んだのは遅かったですが、新入社員や学生のうちに読むべき仕事の心得でした。

「自分の外に原因を求めるのではなく、自分の内に機会を見出す」ことを勧めています。

つまり常に学んで、工夫して、試してみることで状況を打開していく意識を持つことを教えられました。

自分の内面や行動を変えることで結果を引き寄せる習慣が詰まっています。

ついていきたいと思われるリーダーになるための51の方法(岩田松雄)

ザ・ボディショップやスターバックスの日本法人の社長を経験した〇〇さんのリーダーシップ論。自らの失敗談や本から得た知見をオープンに記してくれています。

リーダーとして示すべき言動、姿勢などの経験談は人間力を高めるモチベーションとなります。

ビジョナリー・カンパニー2がバイブルとのことで、経営の知見も大切にされているようです。

ストレングス・リーダーシップ(トム・ラス)

自分の強みとは何か、を測定できる本です。リーダーシップをとる上での自分の特性を言語化できるのはありがたいことです。

ちなみにわたしのストレングスは、「学習欲」「責任感」「自我」「慎重さ」「分析思考」。

中古で買うと診断用のコードが無いかもしれないので注意してください。

考え方

LIFE SHIFT(リンダ・グラットン)

目まぐるしく変化する世界では、世代ごとに働き方が異なるさまを示してくれる本。

働き方が多様になるとともに、自分自身も常に学習する機会をつくり、世の中の流れに沿っていかなければと感じさせられる本です。

自分を律する

ポジティブ・チェンジ(メンタリストDaigo)

この本を毎年目標を立てるときにサッと読み返しています。自分を変えるための目標設定と習慣化について書かれた本です。

時間、言葉、友人、モノ、環境、外見、食事などわれわれが大事にすべきポイントを科学に基づき変えていくことができます。

騙されたと思ってDaigoさんの教えをまずは試してみてほしいですね。

ハーバードの人生を変える授業(タル・ベン・シャハー)

Daigoさんの本を優先して読んでほしいですが、こちらもポジティブ心理学をベースにした習慣化やマインドチェンジの本です。

さらに幅広く自分の習慣を見直すきっかけになればと思います。

1440分の使い方(ケビン・クルーズ)

1日=1440分と表現する著者がいうのは、「時間はすべての人に平等に与えられた資源である」ということ。

時間をいかに効率よく使うかについて、パレートの法則のような原則に基づく説明だけでなく著名な経営者やスポーツ選手の経験談を交えた説明も数多く含まれているためおすすめです。

How Google Work(エリック・シュミット)

外資系IT企業の働き方に関する著書なので、日系企業の方には空気感が合わないかもしれません。

しかしそんな中にもおもしろい働き方が詰まっており、参考にできる部分もあるはず。
・社員を窮屈な場所に押し込めよ
・部下は最低7人以上とし細かなマネジメントはせず、責任と自由を与える
・邪悪になるな、をスローガンとして持つ

などなど成長企業ならではの特長を味わってみては?

論理的思考

イシューからはじめよ(安宅和人)

クリティカルシンキングの入門としては、この本が最もおすすめです。

特に現場の人間であれば、データに基づき考察することも多いはず。

論理構成の作り方、相関・対比・推移などどのパターンでデータを示し方、など実用的な情報が詰まっています。

じぶんのアタマで考えよう(ちきりん 緒)

数字や情報を見て「なぜ?」「だからなんなの?」ととらえる習慣を説くちきりんさん。例として実際に少子化問題や自殺問題をどうとらえ、どう考えるべきかを公開してくれています。

知識を得るだけの勉強やめ、自分のアタマで考える習慣作りのきっかけとなるはずです。

論理トレーニング101題(野矢茂樹)

国語力を鍛えるにはこの本がおすすめです。管理者層になると、戦略やストーリーを練る場面が増えてくるかと。

接続詞の使い方から始まり、論理の骨格のとらえ方を基礎からみっちり鍛えられる一冊。

文書作成が増えてきた時に、ふと本書が意外と役に立っていたのかなと感じてます。

ゼロ秒思考(赤羽雄二)

自分の思考をひとつひとつトピックとしてメモし、それを具体化していくことで頭を整理していく方法を説いています。

アウトプット量を増やしていくためには徹底的に考える癖をつける必要があり、その手段の一つとしての位置づけです。

困ったときはとにかく書き出してみるぞ、と時々読み返してやる気が出る本です。

ファクトフルネス(ハンス・ロスリング)

わたしたちが思っているより世界は貧困ではないーなどわたしたちが思い込み等で間違った認識をしている事柄に関してファクトを示してくれる本。

仕事上で失敗した経験多数ですが、「事実を正しくつかむこと」の大切さを認識できると思います。

まとめ

「生産現場のリーダーになる前に読んでおきたい14冊」と題してお話してきました。

限られた時間の中で有用な本から読み進めてもらったほうが良いかと思い、選定しました。

ぜひご活用ください。

  • この記事を書いた人

けびん

30代前半、製造現場の最前線で管理者を務めています。 文献や実践から得られた学びをこのブログを通じてみなさんと共有していきたいと思います。

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