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ヒューマンエラー

ノンテクニカルスキルとは?生産現場で必要なチームワークを高める方法について解説

ノンテクニカルスキルのチームワーク
お悩み社員

・生産現場におけるまずいチームってどんな特徴なんだろうか?

・職場のチームワークを高めるにはどうしたらいいのだろうか?

そう考える方も多いかと思います。

この記事では、生産現場の最前線で管理者をつとめるわたしが、ノンテクニカルスキルについて解説していきます。

この記事の内容

・ノンテクニカルスキルにおける「チームワーク」の概要がわかる

・チームワークの4つのモデルの特長(利点と欠点)がわかる

ノンテクニカルスキルとは?

ヒューマンエラーを減じるために、テクニカルスキル(専門的な技術的知識)を補ってエラーの発生を最小限に抑えるための「ノンテクニカルスキル」に注目が集まっています。

また生産現場のようなハイリスクな環境でのチーム活動に必要な要素を分類していくと、以下の6つのカテゴリーに分かれることが分かっています。

ノンテクニカルスキルのチームワーク

6つのノンテクニカルスキル

産業ごとに多少のカスタマイズは必要ではあるものの、これらを訓練し身に付けていくことが必要です。

ノンテクニカルスキル「チームワーク」とは?

チームとは、「メンバーが、ある共通の価値ある目標・目的・使命に向かって相互作用し、それぞれが実行すべき役割と機能を担う集団」であると定義されています。

チームで作業することで、以下の利点があると言われています。

チーム作業の利点

  • 製品やサービスを迅速かつ効率的に開発し、提供できる
  • 組織が効果的に学習し、持続させることができる
  • アイディアを出し合い、変革できる
  • 情報を効果的に集約し、処理できる
  • チームで働くスタッフのほうが、献身的となりストレスレベルが低くなる

プロセスモデルまた、集団行動の心理学によれば、チームのパフォーマンスの基本的なプロセスモデルも発展しつつあります。

種々の要因がパフォーマンスへ影響を与えており、それらが生産性や安全性などを高める要因となっています。

チーム作業の4つの要素

チーム作業のの4つの要素について述べていきます。

支援

適切なときに作業を分担したり、個々が責任を持ったり、良い関係を維持したり、オープンな関係を確立するなどといったことも含まれます。

互いの支援は、助言や情報提供などを通じて、チームの強調性の向上にもつながります。

調整

調整とは、衝突の解決スキルのことを指します。

メンバー間の衝突は、タスク、チームのプロセス、個人間の差異によって生じます。

役割と責任を明確にすることで、チームプロセスでの衝突を解消でき、また客観的で非感情的な視点を持ち続けることで衝突要因を最小限に抑えられます。

調整のポイント

  • 衝突となる障害を取り除く
  • ゼロサムゲームではなく、win-winとなる戦略を用いる
  • 衝突の原因や本質に目を向けて戦略を立てる

情報交換

情報交換とは、「コミュニーケーション」の記事で触れた内容のスキルです。

タスクや状況に応じたコミュニーケーションを取っていきましょう。

コミュニケーションのポイント

  • 開放的で支援的なスタイルをとる
  • 積極的傾聴をとること
  • 非言語のメッセージに注意すること
  • 挨拶やおしゃべりで相手の価値観を見いだすこと

協調

協調とは、チーム内での作業負荷の分担、互いのパフォーマンスのモニター、また効果的な情報交換と助け合いを行うことです。

協調することで、熟練者がただ集うよりも、より良いパフォーマンスをあげることができます。

 

チームのパフォーマンス向上要因

パフォーマンスを向上させるための要因は以下の6つです。

  1. メンバーの役割と責任について理解を共有すること
  2. チームのリーダーシップ
  3. チームの力で成果を達成できると信じること
  4. 仕事の先読みをすること
  5. 業務分担や作戦に柔軟性をもつこと
  6. 多くを語らなくとも効率的にすすめられること
  7. 業務を振り返り自己修正すること

失敗や事故につながる要因

また事故につながるチーム作業の問題があります。

  1. 明確に定められていない役割分担
  2. 明確な協調体制の欠如
  3. コミュニーケーションの失敗

チームの発達の4段階

チームは活動において、一連の4段階を踏むと言われています。

段階ごとに組織に必要なマネジメントが変わってきますので、現段階を把握することは重要です。

組織の4段階

・形成期;チームメンバーはタスクに精通しておらず、協働したがらなかったり身構えたり、コミュニーケーションにおいて表面的で素っ気なかったりする。

・激動期;メンバー間の対立や与えられた業務への反発があるような段階です。メンバーは力のある有利な立場をとろうとしたり、進捗の遅さにイライラする。

・基準期;メンバー間で開放的なコミュニーケーションが取れるようになり、チームがすぐ業務に向き合うようになります。決められた手順やコミュニーケーションパターンが出来上がります。

・統合期;チームは目標を達成することすべてに注意をむけます。この段階では、チームは親しくなった仲間が助け合い、率直かつ互いを信頼するようになり、効果的な集団です。

チームの意思決定

最後に意思決定の失敗を生む原因を列挙します。

  1. 集団思考 リーダーの提案に異議を唱えず受け入れてしまうこと
  2. 遠慮 決定に関わる情報を出すことにためらってしまうこと
  3. 異議を唱えないこと 共有している前提の捉え間違いなどで大多数がルールを無視してしまうこと
  4. 拙いコミュニーケーション
  5. 意思決定 協調の欠如などで不適切な決定をすること
  6. 地位 下位のものの意見を受け付けないこと
  7. 組織方針 チームの組織の土壌が影響をあたえること

まとめ

今回の記事はいかがでしたか?

チームワークについて述べてきましたが、リスクの高い生産現場だけでなく、組織で活動する際に重要となるスキルです。

状況認識や意思決定の力も踏まえて、適切な判断を下していきましょう。

  • この記事を書いた人

しば

30代前半、製造現場の最前線で管理者を務めています。 文献や実践から得られた学びをこのブログを通じてみなさんと共有していきたいと思います。

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